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塚田圭一の歌舞伎瓦版
このページでは、イヤホンガイドでもお馴染み、花道会代表の塚田圭一が執筆した最新記事を掲載します。歌舞伎の旬の話題から、観るためにヒントなどが満載です。過去の記事も御覧になれますので、ぜひ参考にしてください。
今の時代の人々の心を捉える
 歌舞伎というと、江戸時代に作られた古典ばかりが上演されていると思っている方が結構多い。しかし、実は明治以降に作られたお芝居もかなり沢山ある。
 作者としても坪内逍遙、真山青果、岡本綺堂、三島由紀夫、宇野信夫、北條秀司等々、沢山の方が関わり、名作を残している。古典をきちんと守り、継承していくという伝統芸能としての姿勢を保ちながら、やはりその時代、その時代の人々の心をしっかりと捉えていく努力は常に行われている。
 昭和、平成に入ってもその努力は続いており、これらを総称して「新作歌舞伎」と呼んでいる。
 「歌舞伎を現代に」というスローガンの基に新作を次々と上演した市川猿之助の“スーパー歌舞伎”が有名だが、そのほかにも数多くの作品がある。
 作者だけでなく、時代の寵児になっている演出家の才能を歌舞伎に導入した中村勘三郎の作品も大変な人気を得た。野田秀樹と組んだ「研辰の討たれ」「鼠小僧」「愛陀姫」、串田和美と組んだコクーン歌舞伎の数々である。次は宮藤官九郎と組むという噂もある。
 枚挙にいとまがないが、各俳優、それぞれに様々な努力をしている。
 たまたまこの6月、7月、8月は新作歌舞伎の公演が目白押しなので紹介をしたい。
 7月の歌舞伎座は泉鏡花の作を坂東玉三郎が劇化した「海神別莊」と「天守物語」。それに幸田露伴の作「五重塔」。中村勘三郎と串田が組む「桜姫」(コクーン)。8月は市川海老蔵の「石川五右衛門」(新橋演舞場)。
 そして、この6月は、シェークスピアの「真夏の夜の夢」を歌舞伎演出で見せる尾上菊之助の「十二夜」(新橋演舞場)、猿之助一門の「華果西遊記」(国立劇場)が上演されている。ぜひ、この機会に歌舞伎に接して、親しんでいただきたい。入門にはおすすめである。
                2009/06 聖教新聞掲載
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